AI時代到来!私たちの仕事はなくなるの?

株式会社野村総合研究所が、英オックスフォード大学のマイケル A. オズボーン准教授およびカール・ベネディクト・フレイ博士との共同研究により、国内 601 種類の職業について、それぞれ人工知能やロボット等(以下「AI」)で代替される確率を試算しました。それによると、なんと日本の労働人口の約49%がついている職業は、技術的にはAIにより代替できるようになる可能性が高いと推計されたのです。
今の仕事がAIに取って代わられる、そうなると、自分が就いている仕事は将来も大丈夫なのか、と不安になる方も多くいらっしゃることでしょう。AIの発展によってなくなる仕事、なくならない仕事とは、実際どういった職業があるのか見ていきたいと思います。

AIが代替可能な仕事とは?

たとえば、数字やデータを扱う仕事は、AIが得意としている仕事のひとつです。計算や計測などの仕事は、人が行うよりもAIが行う方がオペレーション上のミスが少なく、その作業すべてをAIに任せることができます。同様に、単純なデスクワークや文字入力、資料整理、機械操作などの定型業務についても、AIに代替されやすいと考えられます。

例)一般事務、経理事務、建設作業員、自動車組立・塗装工、運転士など

AIに代替されにくい仕事とは?

複雑な判断やさまざまな分野の知識が要求される仕事、型にとらわれない創造性のある仕事はAIに代替されにくいと考えられます。芸術、哲学、考古学など抽象的な概念の理解が求められる仕事も、AIが概念を理解することが非常に困難であると予測されるため含まれます。また、専門的なコミュニケーションや他者との協調、他者の理解などが求められる仕事も同様です。AIが人間の喜怒哀楽といった感情や発言の裏側まで想定することができないから、そのような仕事は代替がむずかしいと推測できます。

例)カウンセラー、経営コンサルタント、舞台演出家、デザイナーなど

創造性が求められるAI時代の到来

ここまで、AIによってなくなる仕事・なくならない仕事を見てきましたが、私たちは今後発展するAIとどのように関わっていくべきでしょうか。このままだと仕事を奪われてしまうと悲観的にとらえるのではなく、AIが浸透した社会に効率を上げる方法はないか、ミスが発生しないやり方はないか等、適応する未来を考えてみてはどうでしょう。
例えば、今まで単純作業にあてていた時間をクリエイティブに仕事を考える時間にするなど、仕事のスタイルを変えていくことができるのではないでしょうか。「AIが人間の仕事を奪う」と考えるのではなく、「AIを利用することによって、人間には人間にしかできない価値のある仕事に集中できる」と考えて、働き方を積極的に変えていくことが求められる時代となっていくと思います。

まとめ 私たちができること

このAI到来の時代に私たちができること、それは、ひとの心を大切にし、ひとの心を幸せな気持ちで満たし、ひとの心の不安や恐怖を取り除き、疲れ傷ついたひとの心を癒し、ひとの心に楽しさを与える、そうしたことを磨くことかもしれません。
情報や知識の多さではとうてい人間はAIにかないませんし、分析力や判断力では足元にも及びません。ですがAIには「心」がありません。つまり人間にしかできない価値のある仕事とは、「誰かのために心を込める」ということです。これはAI100年たってもできないことですよね。
今ある様々な仕事も「心」ある仕事のスタイルにすることで、AIではなく「あなた」にしかできない大事な仕事になっていくでしょう。

 

 

 

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